コグトレとは
コグトレとは?子どもの認知機能を伸ばして「学習・集中・コミュニケーション」の困りごとを改善する方法
「うちの子、話は聞いているのに、すぐ忘れてしまう…」
「宿題を始めても、集中が続かない…」
「計算はできるのに、文章題になると急にわからなくなる…」
「指示を出しても、途中で混乱して動けない…」
こんなお悩みがあると、保護者の方は「やる気がないのかな」「怠けているのかな」と不安になりがちです。
しかし実際には、お子さまの努力不足ではなく、“認知機能”の土台が関係しているケースが少なくありません。
そこで注目されているのが、コグトレ(認知トレーニング)です。
コグトレは、学習や生活の土台となる「認知機能」を整え、困りごとの改善を目指すトレーニングです。
この記事では、
- コグトレとは何か
- どんな子どもに必要なのか
- コグトレで期待できる効果
- 家庭でできるやり方
- 教室で取り組むメリット
をわかりやすく解説します。
コグトレとは(認知トレーニング)
コグトレ(Cog-Tr)とは「認知機能強化トレーニング(Cognitive Training)」の略で、学習や生活の土台となる認知機能(覚える・注意する・考える・順序立てる・判断する)を鍛えるトレーニングです。児童精神科医の宮口幸治先生らによって開発されました。
元々は発達障害のある子ども向けに始まりましたが、学力そのものを直接教える「塾」とは違い、学習の土台を整えるアプローチとして、現在では広く多くの教育現場で利用されています。
認知機能は、学校の勉強だけでなく、日常生活のあらゆる場面で使われています。
- 先生の話を聞いて理解する
- 手順を覚えて行動する
- 必要な情報を選んで集中する
- 忘れ物を減らす
- 友達とのやり取りをスムーズにする
つまりコグトレは、学習面・生活面・コミュニケーション面まで、広い範囲に影響する「土台づくり」だと言えます。
認知機能って才能(生まれつきの素質)ではないの?
もちろん、スタートラインや成長速度には個人差があるでしょう。しかしながら、筋力がトレーニングで鍛えることができるのと同じように、認知機能もトレーニングでしっかりと成長します。
次の2つの画像をご覧になってください。実際に未来Mixの教室に通っていた生徒さんの成長例です。


ビフォーアフターで想像してください。
どちらの画像も左上が1回目の記入(ビフォー)です。これだけ認知機能に課題があったら、生活や学習面で問題を抱えてしまうのは当然です。ご本人の辛さを想像できるでしょう。
お子さまの努力不足ではなく、“認知機能”の土台が原因になっていたことがご理解いただけるかと思います。
そして、どちらの画像も右下がコグトレ13回目の記入(アフター)です。
たった13回です。記入結果のように認知機能が大きく変化しています。それ以上に、ご本人の人生、未来が大きく変化していくことが想像できるのではないでしょうか?
神奈川県横浜市、東京都世田谷区(駒沢大学駅・三軒茶屋駅)、池袋コミュニティーカレッジにて見学・相談(無料)受付中です。
ご自宅にてできるトレーニング(オンライン全国対応)もご用意しております。
「自宅から教室へは通える距離にない」「教室に通う時間がない」「自宅時間を有効活用したい」「家でできるトレーニングを探している」「自宅学習の癖を子どもにつけたい」という方にご好評いただいております。
コグトレで鍛える主な認知機能
コグトレで扱う認知機能は幅広く、代表的には次のような力があります。
1. 注意力(集中して取り組む力)
必要なことに意識を向け、気が散るのを抑える力です。
注意力が弱いと、
- ケアレスミスが多い
- 途中で別のことを始める
- 話を最後まで聞けない
などにつながります。
2. ワーキングメモリ(覚えながら処理する力)
聞いた内容を一時的に頭に置いて、行動につなげる力です。
ワーキングメモリが弱いと、
- 指示を途中で忘れる
- 文章題の内容を保持できない
- 板書しながら説明を聞けない
などの困りごとが出やすくなります。
3. 言語理解(言葉の意味を理解する力)
言葉の意味や文脈を理解し、相手の意図を読み取る力です。
ここが弱いと、
- 質問の意味を取り違える
- 会話がかみ合わない
- 説明を聞いても理解できない
といったことがあります。
4. 推論力(考えて答えを導く力)
「なぜ?」「どうして?」を考えて結論を出す力です。
推論力が弱いと、
- 応用問題が苦手
- 文章題が解けない
- 指示が少し変わると対応できない
といったケースが見受けられます。
5. 計画力(順序立てて行動する力)
やることを整理して、順番に進める力です。
計画力が弱いと、
- 宿題が始められない
- 準備に時間がかかる
- 片付けができない
などにつながります。
6. 処理速度(考えて行動するスピード)
理解して行動するまでのスピードです。
処理速度が遅いと、
- 板書が間に合わない
- テストで時間が足りない
- 授業のテンポについていけない
といった困りごとが出やすくなります。
コグトレが必要な子どもの特徴
「コグトレが必要かどうか」は、診断名だけで決めるものではありません。
日常の困りごととして、次のような傾向があれば、認知機能の土台を見直す価値があります。
- 集中力が続かない
- 話を聞いても理解できないことがある
- 指示を最後まで覚えられない
- 同じミスを繰り返す
- 文章題が極端に苦手
- テストで時間が足りない
- 忘れ物が多い
- 支度が遅い
- 片付けが苦手
- 気持ちの切り替えが苦手
- 癇癪が出やすい
- 友達とのトラブルが多い
これらの困りごとは「本人のやる気」ではなく、土台の機能が育っていないことで起きている可能性があります。
コグトレの効果は?何が変わるの?
コグトレで期待される変化は、大きく分けて3つです。
1. 学習がラクになる
注意力やワーキングメモリが整うと、授業を聞き取りやすくなり、宿題の取り組みがスムーズになることがあります。
文章題や応用問題の理解が進むようになった事例があります。
2. 生活の困りごとが減る
準備・片付け・忘れ物などは、計画力や注意力と深く関係しています。
土台が整うと、生活の混乱が減りやすくなります。
3. 自己肯定感が育つ
困りごとが続くと、お子さまは「どうせ自分はできない」と感じやすくなります。
できることが増えると成功体験が積み重なり、自信につながります。
もちろん個人差はありますが、コグトレは「できる形を増やす」支援として重要です。
発達障害(ADHD・ASD・LD)とコグトレの関係
コグトレは、発達障害やグレーゾーンのお子さまの支援としても活用されています。
ADHD(注意欠如・多動症)傾向
注意が散りやすい、衝動性が高い場合、注意力・切り替え・手順化が課題になりやすいです。
コグトレで土台を整えることで、生活や学習の安定につながった事例があります。
ASD(自閉スペクトラム症)傾向
コミュニケーションや切り替えが苦手な場合、情報整理や言語理解が関係することがあります。
土台が整うと「わからない不安」が減り、落ち着いて行動できるようになる効果が期待されます。
LD(学習障害)傾向
読む・書く・計算の苦手の背景に、ワーキングメモリや処理速度の課題があることがあります。
コグトレは学習のつまずきを整理する手助けになります。
コグトレは「発達障害を治す」ものではありません。
しかし、困りごとの土台を整えることで、学習や生活がラクになる効果が期待できるのです。
利用者の声
上司に何度も同じことを注意されていましたが、トレーニングを行ったことで、注意されることも無くなり、よく褒められるようになりました。(K さん)
日頃から子供の忘れ物と宿題の未提出が多く、親としても大変困っておりましたが、コグトレコースを受講したことで、忘れ物がなくなり宿題もしっかりとやるようになりました。(Iさん)
学校で友達と上手くいかず休みがちになっていた息子が、教室に通ううちに自分に自信がついたのか元気に登校するようになりました。(Tさん)
動画でみるコグトレ
コグトレ参考文献
ケーキの切れない非行少年たち
(著者:宮口 幸治 先生・新潮新書)
児童精神科医である著者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。
少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。
人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。
出展元:Amazon「ケーキの切れない非行少年たち」
コグトレのやり方(家庭でできる簡単メニュー)
コグトレは教室だけでなく、家庭でも取り入れられます。
ここでは続けやすいメニューを紹介します。
間違い探し(注意力)
- 簡単なものから始める
- 短時間で成功できる難易度にする
- できたら必ず褒める
数字探し(注意力・処理速度)
紙に並んだ数字を順番に探すトレーニングです。
- 1〜20程度の範囲から
- スピードより正確さ重視
しりとり(言語理解・思考力)
- 最初は2人でゆっくり
- 詰まったらヒントを出す
3つの指示ゲーム(ワーキングメモリ)
「赤い鉛筆を取って、机に置いて、手をあげて」など、3つの指示を出します。
- 成功しやすい指示から
- できたらレベルを上げる
順番当てゲーム(計画力)
「学校の準備は何からする?」など、手順を並べる練習です。
- 絵カードや紙に書いて見える化
- 正解よりも考える過程を大切にする
家庭で大切なのは、
- 1回3〜5分
- 楽しく
- 成功体験を増やす
この3点です。
コグトレのプリントや本は効果がある?
「コグトレ プリント」
「コグトレ 本」
など、家庭学習に使える教材を探す方も増えています。
プリントや本のメリットは、
- 手軽に始められる
- 習慣化しやすい
- 費用を抑えられる
一方で、注意点もあります。
- お子さまの課題に合わないと効果が出にくい
- 難しすぎると嫌になって続かない
- 自己流になりやすい
未来Mixでは、お子さまに合う方向性を整理したうえで、家庭での取り組み方も提案します。
コグトレ教室に通うメリット
コグトレは家庭でもできますが、教室に通うメリットがあります。
- 困りごとの原因を整理し、見立てられる
- お子さまに合う難易度で進められる
- 継続できる環境がある
- 保護者の関わり方も学べる
特に「困りごとが複数ある」「家庭で続けるのが難しい」場合は、教室のサポートが効果的です。
コグトレとビジョントレーニングをミックスした未来Mixの強み
学習や生活の困りごとは、「認知機能」だけでなく「見る力」が関係していることもあります。
未来Mixでは、
- コグトレ(認知機能)
- ビジョントレーニング(視覚機能)
を組み合わせ、お子さまの土台を総合的に整えていきます。
相手の気持ちを考える、コミュニケーションをとる。
読む・書く・聞く・覚える・行動する。
その根っこを育てることで、「できる!」が増えていきます。
学習だけでなく、生活面・運動面・自信の回復までを視野に入れて、段階的にサポートします。
神奈川県横浜市、東京都世田谷区(駒沢大学駅・三軒茶屋駅)にて見学・相談(無料)受付中です。
ご自宅にてできるトレーニング(オンライン全国対応)もご用意しております。
「自宅から教室へは通える距離にない」「教室に通う時間がない」「自宅時間を有効活用したい」「家でできるトレーニングを探している」「自宅学習の癖を子どもにつけたい」という方にご好評いただいております。
よくある質問
- コグトレの対象年齢は?
-
未就学~小中高大学生まで幅広くご利用いただいております。まずは状況を伺い、最適な内容をご提案します。
- 家庭のプリントだけでも効果はありますか?
-
簡単な内容を継続できれば効果は期待できます。ただし、お子さまの課題に合っていないと変化が出にくい場合があります。教室では見立てを行い、適切な内容を提案できます。
- コグトレで勉強はできるようになりますか?
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未来Mixは塾ではなく、学習の土台となる認知機能を整える教室です。聞く・覚える・考える力が育つことで、結果的に学習の取り組みがラクになる可能性があります。
- 発達障害の診断がなくても相談できますか?
-
はい、可能です。診断の有無ではなく、今の困りごとを整理し、必要な支援を提案します。グレーゾーンや様子見の段階でもご相談いただけます。


